中学生のころ、異常な手汗に悩んでいました。

今思うと自意識過剰な思春期だったからでしょうか、いつ始まったかは覚えていないのですが、夏の暑い時期だけではなく、常に手に汗をかいている状態でした。

その汗の量が本当に普通ではなく、手にするものが湿ってしまうほどで、ハンカチが手ばなせない毎日でした。

休み時間にも必ずトイレに行って手を洗っていましたが、全く効果はなくすぐ汗ばんでしまします。

やはり緊張するとさらにひどかったです。

運動会のフォークダンスで男子と手をつなぐなんて考えられなくて、練習も本番もさぼっていました。

その年ごろは同性同士でも手をつなぐことが多いですが、あからさまに嫌がられて悲しい思いをしたのを覚えています。

周りをみてもそんなに手汗がひどい人は見当たらず、自分が異常なのではないかとずいぶん悩みました。

数カ月自分一人でもんもんとしていましたが、どうしても治したいと思い、母親に相談しました。最初は、そんなの気にすることないわよ、と取り合ってくれませんでしたが、当時の自分にしてみれば本当に真剣な悩みで、泣きながら訴えたのを覚えています。

そうして母親も、そこまで悩んでいるなら病院に行こうということで、皮膚科に連れていかれました。

診察は先生に手のひらを見せるだけでしたが、病院の先生も、うーん、どうしようかという感じでした。

そして消毒用のアルコールを処方されました。

コットンでふくと、すーっとして一瞬手のひらが渇く感覚ですが、はっきり言ってがっがりしたのを覚えています。

飲み薬などでもっと根本的に治療したかったのです。

しかし診察は、まあこれで様子を見て下さい、という簡単なもので終わってしまいました。

そのアルコールを常に持ち歩くのも面倒くさく、アルコール特有の匂いも嫌だったので結局あまり使用することはありませんでした。

しかし病院に行ったことで納得したのか、いつの間にか異常な手汗は自然となくなっていきました。

現在は逆に乾いているくらいです。

やはり思春期特有の自意識過剰からきていたのかなと今では思っています。